出産レポ【予定日超過〜誘発、破水、回旋異常&臍緒巻絡、緊急帝王切開の話】

diary
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もい!

タイトルからすでに仰々しいですが、3日前予定日超過して1週間と1日でようやく我が子に会うことができました。

誘発剤で入院になる前からとにかくどんなことが待ち受けていてどんな痛みなのか不安で不安で仕方なくて検索魔になっていたので、同じような不安を抱える方の役に立てればということで、予定日超過から生まれるまでのレポートを書きたいと思います。

覚えている限り細かく書くので、痛いのとか嫌!怖い!って人はそれはそれであんまり読まないほうがいいかもしれませんが、先に知っておいたほうが安心するという方は参考になれば幸いです。

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妊娠中の経過はこちらから

こちらは妊娠前から妊娠発覚までの話ですね。

次に私のつわりのピーク時の話です。

それから予定日までの話がこちら。

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予定日超過からの誘発剤決定

予定日は1/6でしたが、前日(1/5)の検診時で「全く子宮口が開いてないしまだ硬いかも・・・」ということがわかったので、誘発分娩の日程を決めておこうという話になりました。

院長曰く、そもそも初産婦だと予定日過ぎてから生まれる人が全体の4割はいるということでした。

さらに、初産婦の誘発分娩の成功率は低いそうで、1回目では2〜3割程度の成功率ということなので、2回目のチャレンジもありえるということを前提にしておいてねと説明されました。

「1回目の失敗で心が折れて「こんなこと2度としたくないから帝王切開して!」という人もいるし、2回目失敗したらスケジュール的にギリギリだから帝王切開になるかもしれません」とのことです。

その日の検診は一旦検討するということで帰宅して、1/9(40w3d)の検診の結果次第で返答することにしました。

3連休を間に挟んだので、陣痛ジンクスというやつをいろいろ試しました。

ラズベリーリーフティーを飲んだり、焼き肉を食べたり、オロナミンCを飲んだり、毎日たくさん歩いたり・・・。しかし一向に痛みは来ません。ただ毎日焼き肉を食べる女になりました。

そして検診でも「やっぱり全く進んでなさそうだね・・・ちょっと柔らかくはなったけどね・・・」と言われて誘発分娩のスケジュールを確定することに。

この時点で私は「帝王切開は怖いし、とりあえず誘発分娩やってみて、失敗したらまた自然に生まれるギリギリまで待ってから二度目の誘発剤をしてそれでもだめなら帝王切開にしよう」と考えていました。

とにかくぎりまで粘りたいので、初回の誘発分娩の日程は1/12(40w6d)から開始としました。3日間の間、とりあえず子宮口を柔らかくする漢方(五積散)を飲んでおいてと言われたので、漢方の苦手な私は必死にココアに溶かして飲みました。

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40w6d 誘発分娩初日(入院開始、バルーン挿入)

これは前回の記事にも一部記載していましたが再度詳細を書きたいと思います。

〜PM13:00

最後の準備ということで入浴を済ませます。誘発での入院中はシャワーも浴びることはできないということでした。

PM14:30 旦那に連れられて入院

陣痛バッグから入院バッグまですべての荷物を持ち込むので一人では難しいということで、旦那が仕事を早退して送ってくれました。

病院についてまずは荷物を部屋に起き、渡された入院専用の服に着替えました。パンツも産褥ショーツに履き替えて、産褥パッドをつけてからいきました。

PM15:00 内診、バルーン処置

院長による内診がありました。

まずは序盤の検診のときにされていた細い棒での膣からのエコーで臍の緒の位置を確認し、異常なしということでした。

次に内診で子宮口の硬さを確認します。院長は内診うまいのであんまり痛くないです。漢方の効果なのかはたまたいずれかのジンクスの効果なのかわかりませんが、子宮口はやや柔らかくなったとのことです。

次に膣鏡を入れます。(これがとにかく痛い)

膣鏡がハマったら、バルーン(細い管状態)を入れます。この処理は10病程度で痛みはほとんどありませんでした。

バルーンが子宮口に入ったら、中に生理用食塩水40mlを入れます。入れるときも痛いというより水が流れる音とぷく〜って膨らんでいくような感じがしました。サイズとしてはピンポン玉くらいになるそうです。

これでバルーン処置が完了したので、NSTを30分実施。特に変化なしということでこの日の処置は終了です。あとは夕食を食べてゴロゴロしていてくださいと言われました。

ちなみにその日の夕食です。とても良いご飯でハッピーでした。

しかも食後のデザートまであった。

PM19:00〜 痛みが始まる

バルーンを入れた直後から重めの生理痛のような腰の痛みはありましたが、まだ普通に歩けるし、晩ごはんも食べることができました。

じわじわ生理痛のような痛みが強くなっていって、寝転がっているほうが楽かな〜という感じになっていきましたが、陣痛は全く起こりませんでした。

私はもとからタンポンを使っていたのでそこまで大きく違和感を感じたりはありませんでしたが、人によってはかなり気になるみたいですね。

トイレに行くと内診やバルーン処置もあって鮮血が少しナプキンについたりティッシュについたりするように。

その後とりあえずやることないしと思って居眠りしてました。

PM22:00 NST

居眠りから目覚めて夜の検診に。

再度NSTをして赤ちゃんが元気か確認。めちゃくちゃ元気でした。

目覚めた時点でなんだか痛みが軽減していたのでその旨を伝えると、もしかしたらバルーン抜けたかも?ということで内診してくれました。

少し抜けかかっていてズレていたらしく、早くもバルーンは抜き取られました。

膨らんだ状態のまま引っこ抜くので出すときぽん!って感じでびっくりしました。

AM1:00 心音の確認

この日は定期的に赤ちゃんの胎動チェックがあるとかで数時間起きに助産師さんが部屋まで来てお腹に心音を聞く機械をあてて確認されます。

これが早朝にもあるとかでなかなか落ち着いて眠れません。

翌朝の手術への不安と焦りで暑いしそわそわするし、結局1時間ほどしかこの日は眠ることができませんでした。

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41w0d 促進剤開始

AM7:00 バルーン2つ目

朝からNSTと聞いていましたが、夜中にもうバルーンが抜けていたので予定を繰り上げて診察し、子宮口の開き具合が3cmを超えていたら促進剤、超えていなければ追加のバルーンを入れて促進剤ということでした。

子宮口はまだ1cm程度しか開かなかったらしく(なのになんでバルーン抜けたんだろうね?)、追加のバルーン(今度は100ml入れるらしい)を入れてもらい、一旦朝ごはんを食べに部屋に戻ります。

ただ、さすがに前回の倍以上のサイズのバルーンなので今回は入れた直後から腰がズキズキして歩くのも少ししんどかったです。

AM8:00 朝ごはん

痛いけど食べないと生まれてこない!と自分に言い聞かせ必死に食べ尽くしました。パンの耳だけ残しましたごめんねシェフ。

AM8:30 促進剤開始(痛そうな点滴の写真出てくるから苦手な人はスキップ)

促進剤は点滴を使って投与し、点滴の間中ずっとNSTをつけて心音と陣痛を確認されます。

私は点滴や注射が大の苦手です。

理由としては今までにも病院で「血管が細くてとりずらい・・・」と言われて失敗されたり、挿してもなかなか出てこないと腕を必死にポンプ代わりに揉まれて採血されて怖くて倒れたりということを繰り返していることによるトラウマです。

一応事情は説明したのですが、やはりその体質?は変わっていなかったらしく、助産師さんによる点滴の針挿入一回目は血管を貫通してしまったようで激痛で抜き取られました。

この時点で私が震えて悲しそうにしていたので、院長を召喚してもらいました。

院長が「特別痛くなくしてあげるからね〜」と言って小児科で使う細い針を持ってきてくれました。

しかし、院長の手と細い針でも難しかったそうで、「えっ、本当にこれはちょっと血管がわからない・・・」と苦戦しながら血管を探し、さっきと別の場所にさくっと刺されたものの失敗。

「一番自信ある場所だったのに・・・」と院長が落ち込みながら次の場所へ。そして失敗。

ここで私があまりにつらすぎてしくしくしていたので、助産師さん二人が必死に背中を撫でたり励ましてくれて、湯たんぽで血管を温めたりなどしてくれました。

更に細い針を持ってきて、どうにかこうにか5回目で点滴設置完了。針が細いので注入に時間がかかるということでした。

悲しくて早くも涙を流していたので助産師さんに拭いてもらいました笑

結局、左手の甲から取ってもらいました。まあ最初失敗されたのもここだったんだけども。

ちなみに点滴中は針ではなく、プラスチックのチューブのようなものが中に入っている状態だそうです。それ聞いて若干安心しました。(なんでやろね)

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PM12:00 お昼タイム

促進剤による効果なのか、点滴の痛みに比べれば全然耐えられるけど、定期的にお腹が張るなあという痛みが来るように。NSTだと50〜くらいの痛みです。

痛いさなかに昼ごはんを出されましたが、左利きの私は点滴の恐怖で半分も食べられませんでした。もったいないことをしたよ・・・。

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PM15:00 おやつタイム

まだ軽めの陣痛が来ている瞬間以外は普通にスマホが触れるし会話ができます。

おやつを提供されて、さっき食べられなかった悔しさもあってとりあえず完食しました。

ちなみに点滴中は飲み物は自由に飲めます。トイレに行くときはNSTを外さないといけないので助産師さんからサポートしてもらいます。点滴はトイレまで一緒に連れていきました(怒)

PM16:00

粘りましたが、結局本陣痛にはならず。NST上も5分感覚程度の張りはあるけど、まだまだだねということで忌々しい点滴終了。

NSTでその後の状態確認して、胎児に異常がないのと張りも弱くなったということでこの日の処置は終了。内診の結果は子宮口3センチとのことでした。

最後に院長と助産師さん2人と今後のスケジュールを話し合います。

「もうこの時点で次の促進剤はしたくないから帝王切開にするという選択肢もあるけど、帝王切開になると点滴の時間が更に伸びるから君の場合は大変そうだしね・・・」と言われました。

私も42wまで粘らせてほしかったので、次回は41w6dギリギリで入院して42w0dに促進剤、効果なければその日に帝王切開でというふうにスケジュールを決めました。もちろん合間にNSTで胎動確認の診察をはさみます。

PM17:00 旦那のお迎えで退院

病院を出るときには点滴の恐怖とまだ残っていた腰の痛みと前駆陣痛でふらふらと歩いていました。

旦那にお迎えされて車に乗ったものの、車の振動が痛くてつらかったです。

PM17:30 夕ご飯

帰り着いてすごくお腹が空いていたので旦那に夕ご飯にうどんを作ってもらい食べました。

食べているあたりからなんだかお腹がすごく痛くなるな・・・と思い念のためカウント。

あれなんか10分感覚?でもまだそこまですごく痛いわけじゃないし・・・?

どうせ病院に行っても陣痛室の立会いなしで一人ぼっちだし、家で5分感覚まで粘ろうかな・・・などと考えます。

PM18:30 トイレ、おしるし?

お腹痛いしとりあえずトイレへ。

股を拭いたらなんだかぬるっとして、大量の赤茶色のおりものが出てきました。

便器の中には1.5センチほどありそうな赤茶の塊まで・・・これがおしるし?

PM18:35 破水

旦那に「なんか塊出てきたんだけど・・・」とぼやきながらお腹の痛みで横になります。

スマホで「おしるし 陣痛」とか、「破水 点滴」などと調べていたところ、急に今まで感じたことがないほど激しい下腹部の痛みが走りました。しかもなんか胎動までプラスされてるような感じで、お腹がどこどこどこ!!!と暴れ回れるように痛くなって初めて悲鳴を上げました。

そしてその瞬間「ばんっ!」とお腹の中で音がして、それと同時に大量の水分が出てきました。

これが破水か!!!と思って、痛みが収まるのを待ち病院に電話。今すぐ来てとのことで帰宅から1時間半での出戻りとなりました。

PM19:00 再入院

再度入院してまた入院着に変えて内診とNSTを受けます。

まだ本陣痛じゃなさそうだから一旦病室で待機して、陣痛が5分感覚くらいになったらナースコールをしてねと言われました。

PM 20:00〜 本陣痛?

病室に戻りベッドに座ったものの、とても座っていられないような激痛が始まります。

これは・・・と思って陣痛カウントを始めましたが、痛すぎてうまくボタンが押せません。

というか、痛みがほぼずっと続いているような状態で感覚がないので、いつが収まったタイミングなのかがわかりませんでした。なのでこの時間はほとんど合ってません。

しかしこれは5分切ってそうだ・・・と思ってナースコール。

陣痛室に移動してNSTをつけて待機になりました。

PM22:00 2分起きくらいの陣痛&吐き気

まだ収まっている瞬間にかろうじて旦那や友人にLINEを返信できていました。

しかしもう痛みでなぜか吐き気までし始めます。

ここで一旦内診があり、子宮口がちょっとずつ開いているということでした。

PM23:30 再度内診

また内診をしましょうと言われましたが、この時点ではもう1分起きかつ一度の長さが2分以上のひどい陣痛のために診察室まで動けず、陣痛室のベッドに横たわって見てもらうことになりました。

子宮口7センチまできたということで、あと少しだと思って耐え続けます。

ちなみに立会も禁止な上にこの日の夜は帝王切開と分娩とが立て続けにあっていたようで、人がいないのか助産師さんも2時間置きの検診以外ではほぼ来てくれませんでした。

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41w1d 本陣痛からの分娩停止〜緊急帝王切開へ

AM0:02 嘔吐

痛みがややマシになったすきにどうにか体位を考えようと立って動いたら思いっきり夕飯のうどんを吐きました。

AM2:30 再度内診

子宮口は8センチ。内診したまま、次の陣痛で降り具合を見ると言われ必死に痛みを耐えて確認してもらいましたが、赤ちゃんの頭が全然降りてきていないと言われ絶望しました。

なんやかんやで硬めの椅子に座ってあぐらをかいているのが一番ふんばりやすいかも・・・と気づいてその体位に固定。

1分起きにくる2分の長い陣痛を必死にソフロの呼吸をしながら耐えます。

元々誘発剤の日から1時間しか寝ていない状態だったので眠気もピークで、呼吸のたびに頭がグラグラして半分失神しかけるような状態でした。

時間があやふやですが、途中で院長がやってきて「よくここまで頑張ったね!子宮口開きやすくする注射するよ!」と言われてブスコパンを右腕の筋肉に注射されました。(それ先に打ったらあかんやったんだろか)

AM3:00~4:30

私が悲鳴を上げたりナースコールをしないのがいけないのでしょうけども、2時間置きのチェック以外は誰も来てくれません・・・。

孤独の中、隣の分娩室から自然分娩で生まれる声が聞こえてきます。

「はいじゃあここでいきんで〜、はいあともう一回〜、はい出てきたよ!」という声がして、産声がして、「私も早く生みたい、早く出てきてほしい」と泣きながらお腹にボソボソと訴えました。

この頃には一人ぼっちなのも相まって孤独が限界で頭の中は

「どうしてここで一人で耐えないといけないんだろう、なんかテニスボールで押してくれるとか腰触ってくれるとか言うのはないのかな・・・??」

「すやすや寝てた日に戻りたい」

「高くても無痛分娩にしてくださいって言えばこんな痛くなかったのかな」

「今から帝王切開にしてとか無痛分娩にしてとか言ったらよくないよね。深夜だし医師は別の病院から呼ぶって言ってたし時間かかるし・・・」

「もうちょい耐えればきっと出てくるんだろうけど知り合いは陣痛からの時間20時間超えたとか言ってたしこれが昼まで続く・・・?」

こんな感じのことを考えていました。

この頃、陣痛の痛みの種類が子宮口が開く痛みよりも骨盤に降りてこようとするようなおしりの痛みに変化して、これが一番の激痛で、部屋中一人で暴れまわりました。

さらに陣痛に加えて激しい胎動でお腹を蹴られまくるので全く休みがない状態になりました。

AM4:40 院長からの内診 分娩停止

院長は夜からずっと帝王切開と分娩とに立ち会っていたそうで、やっと空いたので内診をしようと呼ばれました。

エコーも取りたいと言われたので、必死に歩いて診察室の分娩台の上へ。

超音波エコーを撮りました。

そして院長から

「よく8センチまで頑張ったね。でも赤ちゃんが全然降りてきてなくて、どうやら回旋異常って言って背中向けにならないといけないのに右に左にぐるんぐるん何回も回転を繰り返してしまっているみたい。」

と告げられます。

そういえばなんかそういう言葉聞いたことあるなあ・・・まさか最後の最後に自分がなるなんて・・・と思いながら虫の息で「はい・・・はい・・・聞いたことは・・・」と返事をします。

「陣痛の合間に運良く向きが変わってくれることもあるけれど、ここまで頑張ったからもう帝王切開にしてもいいと思う。羊水もにごり始めてるからそのほうが赤ちゃんにとっても良いかもしれない」と言われ、あんなに怖かったのに今度は「帝王切開にしてもらえる・・・よかった・・・」と思いながら「お願いします」と返答しました。

旦那さんを呼んでねと言われたので即電話で呼び出し。ていうか旦那呼ぶの私なん!?って驚きましたがw私が無理!!きつい!って言えば呼んでもらえたのかもしれませんけどもね。

PM5:00〜 帝王切開の準備開始

不思議なもので、「帝王切開にします」と確定した瞬間からあれほど頻繁だった陣痛が5分感覚くらいに急に落ち着きました。なんで?

その合間に帝王切開の事前準備として、普通の分娩でも同じですが、まずは点滴のルート確保を行います。

また私が悲しい顔で「点滴・・・次は一体どこから・・・同じところはもうちょっと・・・」とつぶやいていたので、院長が配慮してくれて「うんもう手の甲からいきたいところだけどしゃあないので右腕の肘の内側!腕曲がんなくなるけど入りやすいからごめん!!」と言いながら一発で入れてくれました。一発で入らなかったら多分心折れてたと思います。

そして次に切開する部分の剃毛を行います。陣痛で暴れているところを助産師さんがうまく剃ってくれました。すげえ。

それから血栓予防の弾性ストッキングを履かされました。

「ちなみに弾性ストッキングとT字帯と腹帯が必要になるけど、持ってる?購入で大丈夫?」と聞かれましたが、ここで「いや買いたくないです!」っていう人いるのかな・・・とか思いながら「あ、もう全部買ってもらって・・・」と適当に返事をしました。

AM 5:05 旦那到着 手術説明と待機

旦那が到着し、陣痛室に来てくれました。

それに安心したのか、私はまた急に嘔吐。

今度は陣痛中に飲んでいたメロンソーダを全部吐いたので、旦那が

「わわわわそんな大量の緑のお薬飲まされてたの!?!?!?」とパニックになっていました。いや、メロンソーダです。

院長が来て、手術の説明をしていきます。同意書に記入して、麻酔科医と応援のドクターの到着を待ちました。近くの大学病院から呼んでくれるとのことでした。

AM5:40くらい? Dr到着。手術台へ。

ドクターが揃ったということで手術台まで歩きます。

陣痛が一旦落ち着いていたとはいえ5分起きにくるのと、激しい胎動で痛むのでほんの10mもない距離が全然進みません。

そして手術室に入るやいなや、「服とブラ脱いで手術台登るよ!」と告げられます。

「えっそんな急なおもしろイベントあったの!?」とびっくりしましたが、痛すぎてそれどころじゃないので即服脱いで、弾性ストッキングと産褥ショーツに便所サンダルという間抜けすぎる格好になり、そこに追い打ちをかけるようになぜかマスクをつけられ、完全な不審者の完成です。

手術台に上がる瞬間も陣痛が来てしまい数分止まりながら登りました。

どうにか登りきって横たわると、麻酔科医から「今から麻酔かけるよ!説明しながら行くね!」と解説と処置が始まりました。処置は5分で終わるよ!と全部所要時間付きで教えてくれて本当に心強かったです。

まずは背中に2箇所?局所麻酔を打たれました。冷たい液体が流れてくる感じがしました。

局所麻酔後はチューブ?を入れるとかで背中をぐっ!と押し込まれる感覚が3回ほどあって、チューブ挿入完了。前日に失敗されまくった点滴より痛くなかったです。

チューブを入れたあとは背中に保護のシールをたくさん貼られて、助産師さんとドクターと3人かかりで私を転がして仰向けにして準備完了。

ていうか私が仰向けなのをわかってなくてずっとうつぶせになろうとしててなんで!?って院長にめちゃくちゃ笑われてました。

そこから麻酔注入開始、ものの5分で足の指先からどんどん痺れていって胸より下の痛みが全くなくなりました。あれほど痛かった陣痛もまったくわからなくなりました。

AM6:00 手術開始

たくさんの医師と看護師、助産師に囲われて手術開始。

私は見えないようにされていまししたが、気を使ってくれたのか麻酔科医の先生がずっと声をかけてくれていて、なんか面白い人だったのでずっと喋ってました。

「いやもう早朝から呼び出してしまってすみません・・・」と申し訳無さから謝っていたのですが、

「なんか君、点滴で大騒ぎしてたって聞いたんだけど、ほんとに背中に麻酔打ったりするだけであんなにぎやかなんだね。面白いものが見れたから今日は良い日だよ」と笑われました。医者怖すぎ。

あとなんか麻酔科医の人に会うとか珍しいなと思ったので、

「なんで人間って普通に切ったら死ぬのに麻酔かけたら死なないんですか?」とか「大学病院の混雑状態やばいけどどう思いますか?」とかめちゃくちゃいろいろ聞いてみました。

その度にすごく丁寧に説明してくれたのですが、「君ほんと入ってきた瞬間死ぬ寸前みたいな顔してたのに麻酔効いてから元気すぎる」と面白がられました。いやだって痛くなくなったら暇だし・・・。

AM6:14 バブ登場

目の前に時計が置かれ、急に助産師さんが私のスマホを持って登場。

「えっ、なんで急に私のスマホ!?パスコードばれました!?」と驚くも「最近の助産師は賢いのでカメラだけ起動してしれっと動画撮影をしまーす」と言われました。

「はいもう取り出すよ!」と院長の声がしたと同時に、助産師さんが私の胃のあたりをぐんぐん押し込みます。

痛くはないんですけど、普通に押されてるのはめちゃくちゃわかるので「おお!?おおおお!?」と驚きながら待ちました。

「あれ?なんか出てこない??」と院長の声がしたと思ったら次に「あっ!この子へその緒巻き付いてる!!」と。

いやお前ぐるぐる回るどころかへその緒まで絡んどったんかい!!!とまたびっくりしたのもつかの間、「あっ!?しかも2周も!?うわへその緒80センチもある!!(平均50センチ)」と声が聞こえてさらにびっくり。

えっ、へその緒巻き付いてるって・・・呼吸は!?と一瞬ヒヤッとしましたが、その次の瞬間には凄まじい泣き声が聞こえました。全然元気でした。

そしてなぜか一旦胸の上に置かれ、胸の上で大暴れされて見えないようにシートで隠されていた私は「えっ?これ何?助産師さん?人間?」と質問したら麻酔科医から「人間」と言われました。それはそう。

そして6:14分、無事に呼吸もしているということで私の顔の前に登場。

感動の対面でしたが、羊水まみれで生臭すぎて「えっ生臭っ・・・!?あっそれは私側の問題か・・・ごめん・・・」というのが初めての我が子との会話になりました。

このあとは点滴による全身麻酔に切り替えられて、術後まで約1時間ほど眠る・・・という流れでしたが少し早く目が覚めて何が起きているのか半分寝たようなうつろな状態で「今何時で何が起きてますか・・・?」と言いながらふわふわしてるうちに手術終了。

全身麻酔からは目覚めているものの、下半身はまだ麻酔を入れたままの状態で個室に運ばれて、旦那を呼ばれて、その後そっと私の片腕にあかちゃんを置かれました。

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まとめ

というわけで、誘発のはずが異常事態で緊急帝王切開になるという大変なお産となりましたが、我が子は人一倍元気で生まれたその日から毎日ミルクをガブ飲みしまくっています。

また退院する頃に、帝王切開後の入院の日々や、料金、保険などなども更新しようと思います。

促進剤から誕生までの約40時間を1時間睡眠で駆け抜けたので、生まれた後はもう髪もぼろぼろ、顔もむくんでパンパンで痛みで涙流しまくってるし麻酔抜けてないし目も焦点があってないし吐いて唇もズタズタでしたが、旦那は「こんな姿見たこと無い!!今までで一番可愛い!!」と喜んで写真を撮って帰っていきました。(旦那は私が弱っているところが好きなので(なぜなら文句を言われなくなるから)具合が悪いときほど可愛く見えるそうです。)

おしまい。

diary
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もちもちまいにち

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