もい!
朝起きたら、東北に来てしまったのかというような雪景色でした。
世間はクリスマスシーズン。
私の職場はカトリックの学校なので、早くもクリスマスミサが行われています。
(終業式に実施するので、クリスマスより早くしてます。)
クリスマスって他のイベントと比べて主張が激しいんですよね。
クリスマスといえばこの曲っていうのがたくさんあるし、クリスマスを祝う装飾品が多すぎます。
街に出ればどこかしこでクリスマスキャロルが鳴り響いていて、クリスマスツリーがあちこちにあって、クリスマスマーケットが開かれていたり…
あとなぜか私の通勤路には、朝の通学路見守りPTAでガチのサンタの格好をしている人もいます。
私はクリスマスにあまり良い思い出がありません。
いや、良い思い出がないというか、良い思い出もあるんだけど、それよりも悪い思い出が勝ってますね。
色褪せたいつかのメリークリスマス~♪
思い返すこと8年前。高校2年生のクリスマスのことでした。
まあ家庭内でいろいろありまして、家族関係があまり良くなかったんですね。
クリスマスの朝だったか、クリスマスイブの朝だったかはっきりは覚えていませんが、起きてリビングに座ってゲームをしていたら、
「クリスマスプレゼント何が欲しい?」
と母親から聞かれました。
その当時の私は、漫画を集めるのも飽きていたし、ゲームもソシャゲばっかりやっていたし、趣味はネットだったので、これと言ってほしいものが思い浮かばず、
「特にないかな。」
と返事をしました。まあ高校生くらいで物欲がない子っていうのも珍しいもんですね。
そしたら、本当になんでかよくわからないのですが、「特にない」と返事をしていったん会話を終えた後、再び口を開いた母から、
「今すぐ出て行って。」
と言われました。意味がわかりませんでした。
「なんで?」と聞いたら、
「今すぐ出て行ってくれないとお前のこと殺しそうだから」と言われました。
そんなことある???
まあ私も別に家にいたいと思わなかったので、
「あ~じゃあ出ていくわ~」と軽い返事をして、荷物をもって家を出ました。
といっても、近くに住んでいる祖父母の家に居候にいっただけなのですが。
祖父母も混乱してましたね。何が起きたんだと。
そりゃあ私が聞きたいです。お前らの娘だろ、どういうしつけしてんだよ。
当時の私はメンタルが鬼強だったので、普通に祖父母の家でくつろいで過ごしました。
「母ちゃんに連絡したら?」と祖父母から何度かなだめられましたが、
「いや、出ていけって言ってたし、殺すとか言ってたから別に連絡せんでいいんやない?」と言って断ってました。
もうひとつ寝るとお正月。
一週間経って大晦日。
この日も私はごろごろだらだらソシャゲをしていました。
すると、夜になって急に母親と再婚相手の父親が一緒に祖父母の家にやってきました。
何かと思って玄関に出ると、母親が泣きながら、
「ごめん、私が悪かったから帰ってきて。」と懇願しています。
いやまあ、どう考えてもあのとき私特に何もしてないもんな……と思いながら、
まあここで謝っとかないとあとあと面倒臭いかもしれんなと思って、
「いやまあ、なんかクリスマスプレゼントいらないとかいって悪かったわ。」とよくわからない謝罪をして、とりあえず家に帰りました。
自分から追い出しておいて、泣きながら帰ってこいって言いに来るって普通になんかの病気ですよね。
ちなみにその後は、豹変したように甘やかされて、結局何かクリスマスプレゼントを与えられ、正月をのんびり過ごすことになったのでした。
マジで何だったの?
思い返せば自殺未遂とかもあった。
母親が変なのは今に始まったことではなく、思い返せば私と妹がまだ小学生になるかどうかというくらいの頃にも自殺未遂を図ったことがあるんですよね。
休日の朝、私と妹が起きて、母親が全然起きてこなかったので二人で寝室を見に行ってみたら、泡を吹いて倒れていて、枕元に頭痛薬の空き瓶が落ちていました。
当時はまだ意味がよくわからず、同居していた祖母に
「ね~、ママがまだ起きてこない!見に行ったら、泡吹いてぐっすり寝てた!なんか頭痛薬も落ちてた!」
と無邪気に伝えたのを覚えています。
その後、人生初の救急車に喜んで病院まで行きました。
胃洗浄が終わったあとに意識が戻った母に会いましたが、
「ごめんね、ママバカだから、頭が痛くて頭痛薬いっぱい飲みすぎちゃった。」
と説明され、あ~~~確かにママは頭悪いからな~と納得しました。
数年後にその時のことを思い出して何の気なしに話を聞いたら、
「当時はあんたたち(姉妹)が仲が悪くていつも喧嘩ばかりしててつらかった。あんたたちを山に捨ててこようかとも考えたけど、それより自分が死ぬ方がいいと思った」
と理由を話していました。
えっ、てかよく考えたらそれ子ども本人に言う?
私も私で、
「あ~そうなんだ~、まあそれは確かにその方がいいわ」みたいなことを返した気がします。
だって別に私死にたくないし。
まだまだあるよ、失踪未遂
自殺未遂だけでは飽き足らず、私が中学生になったころには失踪未遂もありました。
確か、平日の夕方のことだったと思います。
私は学校が終わって家にいました。
夕方ごろ、「買い物に行ってくる」と言って、いつもどおりに母親が一人で出かけていきました。
行先は大体近くのスーパー2店舗のどちらかなので、まあゆっくり買い物しても1時間もかかりません。
けど、その日は1時間経っても帰ってきませんでした。
あんまり遅いもんだからさすがに心配になって、母親に電話をかけました。
「まだ帰らんの?」
「いや…」
「遅くない?」
「うん…」
なんかこんな感じで会話になりませんでした。
しかもちょっと怒ってる?というか不機嫌そうな感じだったので私もさっさと電話を切りました。
とりあえず電話はつながったから生きてはいるみたいだしいいかと思って。
その後しばらくしてから母が帰宅し、帰宅後は普通のテンションに戻っていたのですが、
「あんたが電話してくれんかったら家に帰れんかったかもしれん。急に何もわからなくなって帰り方がわからんやったから帰れんかった。」
と話していました。
そんなことあるんか?
まあでもこの人すっごいバカだし…将来の夢はフランス人になることとか言ってたし…この人ならあり得るのかもしれない…。
私はそんな風に納得していました。
急に鬱モードになったりすることもありました。
なんかうちの母親は、何かしらの精神疾患はあるんだろうと思うのですが、うつ病とはちょっと違う感じがしました。何せ人生楽しそうにしてたので…。
けど、ある日の夕方、急にベッドで寝込んでから起きてこなくなったことがありました。
その日は休日で、家族全員家にいたのですが、いつまでも起きてこない母を心配して妹が不安そうにしていて、かたや再婚相手の父はビールを飲んでいるだけで心配しにいこうともしていませんでした。
だんだんと陽が落ちて、夕飯の時間も過ぎました。
さすがにこれはあかんと思って、寝室に声をかけに行きましたが、呼んでも呼んでも返事はなく、やっと応答があったかと思えば、不機嫌そうにして無視。
ああなんかわからんけどこれは多分もうあかんのやな~?と思った私は、
家庭科の授業で習った味噌汁の作り方を思い出して料理をして、あとは家にあった材料でできそうなホイル焼きなどを作り、妹と父に食べさせました。
え、今考えたら父親使えなさすぎでは?
(ちなみに父は、私を遊びに連れて行ったときに私にちゃんと昼ご飯を食べさせなかった(私が面倒で昼ごはんいらないといったから)こともあり、これが原因で離婚騒動まで至ったことがあります)
一応寝てる母にも、「とりあえずごはん作ったから食べられそうなら食べなよ」と言っておきました。
翌日は確か普通に戻っていたと思うので、この件も一体なんだったのかよくわかりません。
クリスマスが今年もやってくる♪悲しかった出来事を消しさるように♪
というわけにはいかないのですが、今は「クリスマスプレゼントは何がいい?」と聞かれて、「うーん、別にほしい物はないかな」と答えても怒らない旦那がいるので幸せです。
もともとあまりクリスマスに思い入れはないので、特別なことをする日ではないのですが、嫌な日ではなくなればいいなと。
そんなことを考えながら、また今年もクリスマスを迎えるのでした。
おしまい。
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