電工ドラムをまいたまま使うと火事になるぞ【学校関係者必読】

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もい!

先日、勤務先で終業式代わりにクリスマスミサがおこなれたのですが、ミサの最中、白煙が上がって異臭がする騒ぎが起きました。

ミサではキャンドルを使うので、きっとどこかが燃えたんだと思って、キャンドルのある場所をちらちらと見まわしましたがどこも燃えておらず……(そもそも燃えたら黒煙だよね)

でもだんだん変なにおいが強くなるし…えっ、毒ガス?

私たち何者かのテロで殺される…?とか本当に思いました。

とりあえず急いで窓を開けて喚起をしたので事なきを得ましたが……。

ミサのあと、結局あれは何だったの?と火元を探しにいったら、どうやら電工ドラムが溶けていたようです。

溶けた電工ドラムの図

見事にくっつき、これ以上は引き出せない状態になっていました。

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白煙の原因

そう、原因は、電工ドラムをまいたまま使ったことでした。

職員室内で、

「結局原因ってなんだったのかな?」

「延長コードが溶けたらしいよ。」

「え?なんで?」

と話題になっていたので、

「電工ドラムは巻いたまま使うなっていうのがルールですよ。だから私も体育大会とか屋外利用のときは絶対に全部出してます。熱くなるのがわかってるので。」

と放送部豆知識を披露したら、

「えっ、そうなんだ……」と反応した人が大半で、「そうだよね」と言った人は数人だけでした。

確かに、電工ドラムを巻いたまま使うなって人生の中で習うタイミングがないですよね。(私は高校時代の放送部の恩師に習いました。)

あとたぶん電工ドラムのことを電工ドラムって呼ぶ一般人も少ないと思います。

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電工ドラムを巻いたまま使うと何があかんのか

こんなもんググってもらえれば出てくるのですが一応説明すると、

ケーブルをぐるぐる巻いた状態にしているとコードがコイルと化してしまい、磁界が発生し、抵抗が大きくなるとかなんとかで、性能が落ちてしまうんですね。

例えば、うちで燃えたドラムには、

注意書き

しっかり注意書きがされています。まあこんなの書いてても人間誰も読まないんですねw

全部引き出せば15A、巻いたままでは4Aしか使えなくなってしまうのです。

今回ドラムが溶けてしまったときに接続されていたものは、ノートパソコンが1台とプロジェクタが1台です。

一見大した電力を使うようには思えないものですが、

DELLのノートパソコンが大体2.5Aくらい

EPSONの持ち運びのプロジェクタが3.5Aくらい

合計で6A。定格電流オーバーです。

それに今回はリハーサルも含めて前日からつなげたままで、当日も2~3時間ほどつないだままだったのでじわじわと熱をもって溶けだしてしまったのでしょう。

私も放送部だったころの豆知識として電工ドラムは巻いたまま使うなというのは知っていましたが、屋外利用とか、高温になる場所での利用だけだと思っていたので、今回の件でよく思い知らされました。

今はノートパソコン&プロジェクタ、あとはマイクセットだったりを電工ドラムにつなげて学校行事を行うことも多いと思うので、放送部や放送委員会を担当している先生や、行事の準備を担当する先生方もうちのように毒ガス騒ぎにならないように気を付けてくださいね。

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戒め

今回のボヤ騒ぎを二度と起こさないように、私は勝手に「電工ドラムをまいたまま使うなの会」を設立し、戒めとして、掲示とタグを作成してきました。

戒め

素敵な現場猫の画像は、からあげのるつぼさんのツイートからお借りしています。

全然いらないと思いますが、使いたい人はどうぞ(パワポで作ってます。4スライドあるのは、1ページに4枚で印刷するとタグ用にちょうどよくなるからです。)

元ツイート↓

今回は偶然式典の最中で、みんながいる場所で溶けてくれたのでラッキーだったと思いましょう。

無人のとき、夜間にもし同じことが起きていたら学校がなくなっていたかもしれませんからね。

ではみなさんもお気をつけて。

おしまい。

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